開催日 | 課 題 | 佳吟賞 | 秀句賞 | |
12月 | 12月16日 | 幕 | 井 上 | 榊 |
11月 | 11月19日 | 危 険 | 松 岡 | なし |
10月 | 10月22日 | 強い | 熊 本 | 松 岡 |
9月 | 9月24日 | 壁 | 萩 田 | な し |
8月 | 8月20日 | 叱る | 松 岡 | 熊 本 |
7月 | 7月16日 | 堅い・固い・硬い | 重 本 | 松 岡 |
6月 | 6月18日 | 察する | 萩 田 | 井 上 |
5月 | 5月21日 | 嘆く | 松 岡 | 今 村 |
4月 | 4月16日 | 決断 | 榊 | な し |
3月 | 3月19日 | 議論・論議 | 萩 田 | 熊 本 |
2月 | 2月20日 | 先送り | 重 本 | 熊 本 |
1月 | 1月16日 | 繋ぐ・継ぐ | 今 村 | 井 上 |
平成16年12月16日 | 佳吟賞 | 井 上 | |
課 題 | 幕 | 秀句賞 | 榊 |
平成16年最後の定例句会。2ヶ月連続欠席の井上君が久し振りに参加し、在京メンバー全員が揃った。 しかし句会の後に在京同期生の忘年会を控えており、途中で忘年会に参加する連中も顔を見せ始めて覗き込んだりで、僅か1時間の気忙しい会となった
ここのところ遠隔地の遠隔地の諸兄が健闘していたが、今回は川柳学識者の井上君が佳吟賞を、秀句賞は榊君と久し振りに在京勢が健闘した。
来年も諸兄の健吟が期待される。
課題句 佳 ケータイが幕開け告げる新時代 井 上 上げたきりイラクの幕が下ろせない 今 村 人生のカーテンコール趣味に生き 川 井 やれるけど年やと自分で役を引く 熊 本 見得切れず幕引きできぬイラク劇 榊 カーテンを遊び場にするかくれんぼ 萩 田 幕間の時間を惜しむ老いの日々 松 岡 自由句 佳 暖冬も例年通り風邪を引き
イヴで飲み正月で飲む無用心井 上 節々を軋ませ暮の大掃除 今 村 歳末の歩行者天国夏姿
台風は列島沿いに大暴れ尾 崎 えいやっと捨てる技術の粗大ゴミ 川 井 ことごとにうるさい妻になお頼り 熊 本 秀 鹿島立ち父子は黙するだけで足り 榊 おせち迄出前ですます代替り 重 本 冬台風窓に枯葉をつけて行き 萩 田 偕行も年古るごとに背筋曲げ 松 岡
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年11月19日 | 佳吟賞 | 松 岡 | |
課 題 | 危 険 | 秀句賞 | 該当なし |
課題句 孫を連れ斜め横断おばあちゃん 今 村 危険措置他国頼りの自衛隊 尾 崎 百粁越すドライブ楽し紙一重 熊 本 原潜でODAの礼参り 榊 七人の敵は内にも御用心 重 本 食べられる筈が中毒茸狩り 萩 田 佳 台風のせいだと熊は自棄になり 松 岡 自由句 シャンソンで巷の雨に濡れて行き
満山の紅葉が絵筆呼んで居る井 上 サラ金と保険のさばるコマーシャル 今 村 パソコンの専門用語すぐ忘れ 尾 崎 天皇が国歌強制気を配り
楽天がパリーグ救う新球団川 井 喧嘩するけど女房元気今がいい 熊 本 岩陰が救った命強い子に 榊 柿を干す場所にも熊の目を気にし 重 本 ひんやりと晩秋つかみ蜜柑もぐ 萩 田 佳 近頃は愛車も運動不足です
三人分幸せになれ奇跡の子松 岡
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年10月22日 | 佳吟賞 | 熊 本 | |
課 題 | 強い | 秀句賞 | 松 岡 |
猛烈に暑かった夏の影響か、おまけに最大級台風23号が全国に猛威を振るったせいか、なんとなく低調気味の定例句会であった。
しかし関西の雄熊本君が佳吟賞、高知の雄松岡君が秀句賞と遠隔地のお二人が健闘した。おめでとうございました。
どうも我が句即快川柳は、遠隔地の諸兄の健闘が目立つようである。在京の我々も頑張らなくちゃ。
課題句 休肝日気強くボトルしまい込み 井 上 情けなや我が娘年々強くなる 今 村 酒強い上司と今日も午前様 尾 崎 佳 お互いが我慢強くて四十年 熊 本 国語よりメディアに強い外来語 榊 靴下が戦後の強さ背負って立ち 萩 田 秀 まだ夢に美佐野百キロ強行軍 松 岡 自由句 青空は古稀の二人のサポーター 井 上 歩けなくなれば終わりとウォーキング 今 村 秋風に誘われ熊の出没し 尾 崎 迷い込む文鳥やおら肩に乗り
我が街を見直して行く文化祭川 井 佳 何食べたい聞くが変わらぬ夕ごはん
七回忌泣いてすぐあと再婚し熊 本 望郷の学生の夢墓碑に消え 榊 から傘が思い出させた雨の音 重 本 松茸は外国産と子は信じ 萩 田 台風の目には届かぬ逆箒 松 岡
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年9月24日 | 佳吟賞 | 萩 田 | |
課 題 | 壁 | 秀句賞 | 該当なし |
彼岸も過ぎてどうやら秋の気配が感じられる24日に、16日橘祭行事のため今月は1週間遅れで開かれた。
今回は佳吟賞は秋の気配を巧みに読み込んだ句
暑いけどもう秋ですと彼岸花
など秀逸句で得点を稼いだ萩田君が見事佳吟賞を獲得。このためか秀句賞は該当なしなった。
秋の吟行は先月「上野動物園」と決まったが、今回その詳細を決めた、。久しぶりに童心に少し返って楽しむことになりそうである。
課題句 | 壁を這う大蜘蛛妻の叫び声 | 井 上 | |
ベルリンの教訓活きず造る壁 | 今 村 | ||
中東に壁築かれて暗い影 | 尾 崎 | ||
落書きを壁画に変えて美しく | 川 井 | ||
乗り越えた壁の向こうも壁だった | 熊 本 | ||
濃縮度だけは南北壁を越え | 榊 | ||
壁の耳気にせぬ暮らし年の功 | 重 本 | ||
佳 | バス通り壁の落書き目に余り | 萩 田 | |
発想を逆立ちさせて壁越える | 松 岡 | ||
自由句 | 好物はすぐ空になるバイキング | 井 上 | |
近頃は夢の中まで探し物 | 今 村 | ||
橘の遺訓受け継ぐ自衛隊 | 尾 崎 | ||
真夜中にゴキブリ追ってみんな起き | 川 井 | ||
仕損じとさがしものとで半日(なかば)過ぎ | 熊 本 | ||
馴れた道坂があったと気付く歳 | 榊 | ||
老後ではせめて良い爺通したい | 重 本 | ||
佳 | 暑いけどもう秋ですと彼岸花 湿原で昔のやんまに逢ってくる |
萩 田 | |
エアコンもツクツクボウに耳を立て | 松 岡 |
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年8月20日 | 佳吟賞 | 松 岡 | |
課 題 | 叱る | 秀句賞 | 熊 本 |
残暑が猛烈な酷暑の折から、同日開催の拡大世話人会は8/27の準備のため中止。川柳は恒例予定通り開催。いつもなら引き続き開催される後の拡大世話人会がないため、披講、鑑賞などたっぷりと時間が掛けられた。
今回は佳吟賞、秀句賞ともに遠隔地FAX参加の松岡、熊本の両君が獲得、おめでとうございました。
秋の吟行は童心に返って上野動物園に決定 10月5日(火)。
課題句 | 立たされて泣いた母校へ赴任する | 井 上 | |
叱ってるうちに段々怒ってる | 今 村 | ||
叱るより叱られ方がむづかしい | 尾 崎 | ||
叱るより賞めて直すがうまい人 | 川 井 | ||
叩かれた国語の教師懐かしい | 熊 本 | ||
叱る声犬の遠吠えほどに聞き | 榊 | ||
叱るのはよそうけなげな孫の汗 | 重 本 | ||
点呼後の聞けに毎晩肝冷やし | 萩 田 | ||
佳 | いたずらを笑って叱る齢になり | 松 岡 | |
自由句 | 風鈴に友のおとづれ読み返し | 井 上 | |
泣き騒ぐ蝉と電車に乗り込む子 | 今 村 | ||
西瓜割り棒振り上げてあらぬ方 | 尾 崎 | ||
アテネ五輪天賦の技のお家芸 | 川 井 | ||
秀 | 蚊一匹悪い耳でも眠られず | 熊 本 | |
無を説いてお布施も無とは言わぬ寺 | 榊 | ||
お互いに猛暑をかこつ物忘れ | 重 本 | ||
朝顔に水をやりつつ花数え | 萩 田 | ||
佳 | 観すぎだよ五輪イチロー甲子園 鼻柱へしょってやりたい碁の仇 |
松 岡 |
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年7月16日 | 佳吟賞 | 重 本 | |
課 題 | 堅い・固い・硬い | 秀句賞 | 松 岡 |
今回は投句こそ全員であったが、当日参加者は所要、病気などで僅か3名の淋しい句会であった(選句はFAXにより全員)。
課題句 | 堅物の親爺も今や好々爺 | 井 上 | |
八十代と言われ落ち込む骨密度 | 今 村 | ||
石頭抱えて古稀の坂を越え | 尾 崎 | ||
草加煎餅固さに勝てぬ総入歯 | 川 井 | ||
硬さとれ力出る頃ゲームセット | 熊 本 | ||
とどかない床も見放すこの固さ | 榊 | ||
佳 | あかぬ蓋手元に孫の期待の目 | 重 本 | |
同期の歌歌う貴様と俺の糸 | 萩 田 | ||
子離れができぬ親爺の石頭 | 松 岡 | ||
自由句 | ケイタイで出来た不知子不知親 | 井 上 | |
蛍来て得したようでビール抜き | 今 村 | ||
あちこちの病院通い梅雨晴間 | 尾 崎 | ||
血液サラサラ水2リットル飲めという | 川 井 | ||
ゴミ出してそこの会議は予定外 | 熊 本 | ||
織姫の故事影もない風物誌 | 榊 | ||
佳 | 三猿の教えを守ろう老の口 | 重 本 | |
歯の治療自己責任と言い聞かせ | |||
世界遺産歩いた話誇らしげ | 萩 田 | ||
秀 | 台風が来るよと蝶は触れまわり | 松 岡 |
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年6月18日 | 佳吟賞 | 萩 田 | |
課 題 | 察する | 秀句賞 | 井 上 |
課題句 | 秀 | もう一本欲しい素振りに知らん顔 | 井 上 |
お互いに察しが悪いと言い暮らし | 今 村 | ||
この度は察しの悪い宮内庁 | 尾 崎 | ||
体調を察しいたわる夫婦仲 | 川 井 | ||
便りなしつつがなきかと思い馳せ | 榊 | ||
訪朝のもらいの無さはあわて過ぎ | 重 本 | ||
佳 | 園芸家花の気持を汲めと言い | 萩 田 | |
親の目が察しきれない子の世界 | 松 岡 | ||
自由句 | 釣り天狗逃がした魚デカかった | 井 上 | |
つばくろも少子化社会二羽孵る | 今 村 | ||
このところ多い見舞いと同期会 | 尾 崎 | ||
梅雨じめりでもジョギングに励む人 | 川 井 | ||
ものぐさと我慢でやっと金婚式 | 熊 本 | ||
元教師すぐに序列をつけたがり | |||
事あるとメディアは元と付けたがり | 榊 | ||
煮詰まってますますがんこ老いの性 | 重 本 | ||
佳 | 健診の数値が健康解き明かし また生える草引き抜いて梅雨近く |
萩 田 | |
散歩して視線気になる隣町 | 松 岡 |
各人2句掲載 | |
佳吟賞者は全3句及び秀句者の該当1句を含めて掲載 |
平成16年5月21日 | 佳吟賞 | 松 岡 | |
課 題 | 嘆 く | 秀句賞 | 今 村 |
今月は投句9名、出席者5名、選句9名(うちFAX選句4名)で、表のように佳吟賞松岡君、秀句賞今村君が獲得した。
今回は時事句もいくつかあり、年金問題関係が3句も登場した。
各人の句各2句は下表に示すが、今回から佳吟賞受賞者は3句全句、秀句賞対象句は受賞者の掲載2句の中に必ず含めて掲載することにした。
課題句 | 世の様を嘆いてボトル又空ける | 井 上 |
八咫烏末は毎朝ごみ漁り | 今 村 | |
解放軍占領軍の地金出し | 尾 崎 | |
自転車が歩道をふさぐ嘆き節 | 川 井 | |
二度同じ妻の小言が情けない | 熊 本 | |
らしさ駄目腑抜けがいいとジェンダーフリー | 榊 | |
かずら橋ヘッピリ腰じゃ情けない | 重 本 | |
丹精の花を小鳥に啄ばまれ | 萩 田 | |
増えるシミ長寿の相と言うけれど | 松 岡 | |
自由句 | 敵を切った言葉まさかのブーメラン | 井 上 |
駅育ち人怖じしない雀の子 | 今 村 | |
政治家の年金騒動不信買い | 尾 崎 | |
三菱のプライドどこへ脱輪禍 | 川 井 | |
これ電波時計時間は僕に聞け | 熊 本 | |
島を岩と詭弁弄すな紅の国 | 榊 | |
酔うほどに音痴になった花見の輪 | 重 本 | |
鯉の飲む若葉の風で深呼吸 | 萩 田 | |
五連休安近短で持て余し | 松 岡 | |
筍のおふくろの味旬の味 |
平成16年4月16日 | 佳吟賞 | 榊 | |
課 題 | 決 断 | 秀句賞 | 該当なし |
定刻の15:00に開始。本日は遠隔地3名の加え、榊君が所用で予めFAXで選句を行い、遅れて参加した。
ところが彼の「PCの・・」が大方の共感を得て驚異の6点を獲得、「長考の・・」も4点、他の一句も1点と投句のすべてが得点して、ダントツの計11点で見事佳吟賞を獲得した。今までにもとかく句会現場欠席者や不参加者が佳吟賞を獲得するジンクスが生きているようだ。
秀句賞は榊君の高点句より高得点の句がなく、今月は該当なしとなった。
そのほか重本君の「生き甲斐を・・」、熊本君の「オペ決めて・・」、井上君の「朝風呂の・・」、尾崎君の「春爛漫・・」、川井君の「新入生・・」などが素直に共感を得て3点以上を得点した。
課題句 | 決断の度胸を付けたワンカップ | 井 上 |
この妻にエイヤッと決めて五十年 | 今 村 | |
新入生でかい帽子が歩いてる | 川 井 | |
オペ決める医者に委せて祈るのみ | 熊 本 | |
生き甲斐を求め決意のUターン | 重 本 | |
煮えきらぬままに七十五年過ぎ | 松 岡 | |
自由句 | 朝風呂の曇りガラスに句をひねり | 井 上 |
危ないと分かって行った自己責任 | 今 村 | |
菜の花を揺らして過ぎるローカル線 春爛漫中佐の像は富士仰ぐ |
尾 崎 | |
三菱のプライドどこへ脱輪禍 | 川 井 | |
子が巣立ちガラクタ部屋の子供部屋 | 熊 本 | |
長考の末の一手を差し違え PCの用語辞典に辞書が要り |
榊 | |
生きてれば次は傘寿だクラス会 | 重 本 | |
入学式さあ今日からだランドセル 花の下弁当開く老夫婦 |
萩 田 | |
花びらを継次々乗せて春の路 | 松 岡 |
平成16年3月19日 | 佳吟賞 | 萩 田 | |
課 題 | 議論・論議 | 秀句賞 | 熊 本 |
課題句 | 党益が大義の顔をして喋り | 井 上 |
困り者すぐに瞬間湯沸器 | 今 村 | |
議論して結論が出ない無駄会議 | 尾 崎 | |
沈黙の金が通じることもあり | 川 井 | |
エンドレス酔いと議論の絡み合い | 熊 本 | |
らしさ駄目腑抜けがいいとジェンダーフリー | 榊 | |
論議する余地なき非道鶏業者 | 重 本 | |
議論した続き寿司屋でまた始め | 萩 田 | |
議論好き敬遠されて手酌する | 松 岡 | |
自由句 | 子が遊ぶ地雷も弾丸も無い庭で | 井 上 |
梅見ても俳句と違い斜に構え | 今 村 | |
政治家の年金騒動不信買い | 尾 崎 | |
ミスターの脳卒中でわが身はと | 川 井 | |
老夫婦一度作って三度食べ | 熊 本 | |
義歯外す寝ぎわ無情にコール鳴る 史実にも語り部噤む百周年 |
榊 | |
生え際の白髪でばれる若造り | 重 本 | |
ランドセル買った帰りにすぐ背負い | 萩 田 | |
合格の写真メールに春が来る | 松 岡 |
平成16年2月20日 | 佳吟賞 | 重 本 | |
課 題 | 先送り | 秀句賞 | 熊 本 |
課題句 | 先送り熟慮の違い紙一重 | 今 村 |
改悪を先送りして選挙読み | 川 井 | |
決断が出来ず煙草へ手をのばし | 熊 本 | |
クルーズはまたの機会とバス旅行 | 榊 | |
先送り花粉に頼む山の道 | 萩 田 | |
禁煙はあと一本で延びに延び | 松 岡 | |
自由句 | 頼もしく若さが光る挙手の礼 待って呉れるダンプに子等の有難う |
井 上 |
万歩計千歩で減らぬ一グラム | 今 村 | |
牛丼よアメリカ頼りお前もか 今日も又探しものからスタートし |
尾 崎 | |
イラク復興隊長らしくヒゲの人 | 川 井 | |
掛声をかけて起き出す冬の床 | 熊 本 | |
綱取りを謙譲し合う大関陣 | 榊 | |
ぼけた振りせずとも今じゃ地で行ける 鬼は外心の闇に豆を撒く |
重 本 | |
布団干す日向の匂いに眠気さし | 萩 田 | |
日本中豆まきのあとチョコ配り | 松 岡 |
平成16年1月16日 佳吟賞 今 村 課 題 繋ぐ・継ぐ 秀句賞 井 上
課題 | 自衛隊奥井ノ上の遺志を継げ | 井 上 |
自由 | 運の神まさかとやはり使い分け | |
課題 | 繋がれても犬の散歩は弾んでる | 今 村 |
自由 | 失せ物が出てくる暮れの大掃除 | |
課題 | 横綱に繋げ初場所栃東 | |
自由 | 初詣鎮守に日露戦役碑 | |
課題 | 懸命にタスキをつなぐ区間新 | 川 井 |
自由 | 「毒まんじゅう」流行語とはなんでらろう | |
課題 | 良いとこを繋いでみても鳶は鳶 | 熊 本 |
自由 | 黒豆とごまめは祖母のが口に合い | |
課題 | 姑嫁雑煮がつなぐ郷の味 | 榊 |
自由 | 気がつけばわが家のルールは妻流儀 | |
課題 | せきばらいまでも親似の孫の癖 | 重 本 |
自由 | 今年こそ反省のない申で行く | |
課題 | ホームページ繋いで友が近くなり | 萩 田 |
自由 | 若向きに構わず着てる福袋 | |
課題 | ご先祖の貧乏ゆすり孫も継ぎ | 松 岡 |
自由 | 一番も一度はいいぞハルウララ |