橘神社
 
秋季例大祭式典に参列

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 軍神橘中佐・名幼第二代校長をご祭神とする長崎・雲仙千々石の橘神社の平成二十一年度秋季例大祭が、昨九月十六日に執り行われ名幼会から十五名が参列した。

 当日は例大祭を祝福するかのような好天のもと境内参道に例大祭を祝う幟が上り荘厳な境内も祝意に満ちていた。


 まず境内の祭神・軍神橘中佐の生家を移築した「遺徳館」で遺品の数々を拝観させて戴いた。橘宮司のご配慮で名幼に関連の遺品を中心に展示替えされたという。中でも至情、至誠の教えの遺稿、特に生涯欠かすことなく記された日記(遼陽会戦で戦死の直前まで)を拝見し、軍神として武勲以上に国を想う教育者として至誠至愛発露の親筆に接し身の引き締まる思いであった。

 式前に橘周次郎宮司を表敬し、参列者代表として木村東馬、佐川久也、多治見国正三氏ともども例大祭奉賀にあわせ、名幼会終了の意を込めて永代祭祀料を奉献した。

 式典には神殿近くに名幼参加者の席が設けられていた。(東京から12名、福岡から3名)地元市町村の首長、県・市公益団体の長等、長崎偕行会をはじめ参列者一同が拝礼、玉串奉奠して厳粛に例大祭の儀が斎行された。参列者には日露戦役に軍神出師の静岡三十四聯隊の伝統を継ぐ板妻駐屯地普通科第三十四連隊の代表者、佐世保、長崎の自衛隊代表者も奉賀列席していた。

 祝詞奏上のあと、奉祝電では名幼会山本卓真会長の祝電がまず披露された。あと崇敬会鬼塚城生夫妻による「橘中佐」が献詠され、次いで名幼会から佐川久也氏のハーモニカ演奏に合わせ「橘中佐(上・下)を参列者一同が斉唱奉献できたことは大きな喜びであった。
 
 参拝旅行は9/15長崎着、空港で長崎偕行会皆さんの出迎えを受け恐縮する。長崎市内で平和公園、出島を観光のあと島原半島雲仙三田峠で大災害の源である普賢岳爆裂跡を展望し当時を想い起し犠牲者の冥福を祈った。宿泊は雲仙・富貴屋で夜懇親の集いを持った。長崎偕行会の方々も参加し和やかな懇親の宴であった。

 翌日は橘神社に参拝、秋季例大祭祭事に参列し本旅行の主目的を果たすことができ長崎空港を後にした。
 参加者全員故障者もなく旅行行程を無事終了できたこと主催者としてご協力に感謝します―
  
―参加者―
43期・木村東馬夫妻 佐川久也 多治見国正 
45期・安田和義 46期・世取山充美 首藤敏江(故淳氏夫人) 
47期・川井十郎 榊龍雄 山本寛 (現地参加)武内斎 中島龍明 細井正春 
48期・松永太夫妻   計15名。                  

(橘神社参拝・事務局:榊 記) 


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