終戦60周年記念合同慰霊祭
1. 日時 平成17年8月10日(水) 12:00
2. 場所 慰霊祭 靖国神社 12:00〜13:00
直 会 靖国会館2階 13:30〜15:30
[主催](財)大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会(会長 瀬島龍三)
[協賛](財)偕行社 (財)水交会 (財)海原会
(財)千鳥ケ渕戦没者墓苑奉仕会
(財)太平洋戦争戦没者慰霊協会
(財)特攻隊戦没者慰霊祈念協会
英霊にこたえる会 興亜観音を守る会 海交会 零戦の会
(特定非営利活動法人)JYMA
「式典」
最近認可設立された財団法人大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会(略称:全慰霊協)によって、終戦60周年記念合同慰霊祭が開催された。
式典は定刻靖国神社参集殿に約300名(偕行社関係約80名:六幼15名)の参会者一同が揃い、ご静養の軽井沢よりご帰京の三笠宮崇仁親王殿下をお迎えして開始された。
式典の先立ち、瀬島会長より財団法人大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会の名誉総裁に推戴したい旨のお願いの言葉が述べられた。これに対して殿下より受諾する旨のご発言と特に「こたび全慰霊協の設立が認可されたことは、嘗て軍籍にあった者の一人として感慨深いものがある。またその名誉総裁に推されたことを光栄に思う。今後時代が移り変わっても、戦没者の慰霊・崇敬など、関係諸団体が力を合わせ貢献するよう念願する。」旨のお言葉があった。90歳代の殿下におかれては、お元気で朗々たる張りのあるお声で、一同深い感銘を受けた次第である。
続いて全員拝殿に移動し式典が行われた。
式次第は@トランペット伴奏により全員で国歌斉唱 A修祓の儀 B神餞の儀 C祝詞奏上 D瀬島会長の祭文奏上 D「海行かば]奉納演奏 と厳かに進められた。
昇殿参拝は、最初に殿下が拝殿から本殿に移動して拝礼された後、2梯団に分かれて本殿に進み拝礼し、英霊に感謝の念を捧け、安らけく神鎮まりますことを祈念した。
「直会」
引き続き靖国会館にて、直会に移った。
瀬島会長の挨拶の中で「先の大戦が終結して60周年の歳月が経過し、この戦いを経験した者の多くが他界し或いは老齢化するに至っている。この歳月が流れる中で国民の戦没者に対する慰霊の心が風化しつつあることを憂慮し、全戦没者の慰霊顕彰を行うと共にその永続を図るため、最近財団法人大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会(全慰霊協)が設立された。
この設立について努力された各位に対する感謝する。当初財団に『大東亜戦争』を関することに労厚省が難色を示したが、根強い折衝により成功したことは特に喜ばしい。今後の課題は@慰霊を永続させることA若い世代に継承させてゆくことである」と強調された。
南部靖国神社宮司から「最近若い人々のお参りや遊就館の参観が増えており喜ばしい」などと挨拶があった。
世田谷コールエーデ合唱団によるふるさとの歌・ロシヤ民謡などの合唱の後、乾杯懇談会食に移り15時過ぎ散会した。