万葉集探訪
西宮生徒監にはH21.10から12回に亘って偕行誌に「万葉集探訪」を連載された。本書はこれを一層補強され、解説記事、地図、系図、登場人物の相関図などが加わった力作である。
定価1300円+税
出版元 兜カ芸社
〒160・0022 新宿区新宿一の一〇の一
電話03・5369・2299
☆偕行5月号・図書紹介
西宮 正泰 53期著『万葉集探訪』 「偕行」編集長 戸塚新 61期西宮さんが本誌の二十一`年十月号から一年間連載されて、特に奥様がたに好評であった掲題の記事を出版された。ただ一年分を並べて序文を付けられたものと簡単に考えて紹介をお引き受けしたが、最終校正のゲラを拝見して驚いた。
『偕行』一頁(後段では二頁)十二ヵ月という制約で『偕行』には省かれたのであろう、載っていなかった十首ほどが追加され、解説記事も増え、西宮万葉の魅力であるコラムも「現代歌人達の越中万葉」など追加されて、何よりも豊富な地図や系図、登場人物の相関図などが加わり、見事な割付で座右に置くべき愛蔵万葉集に仕上がっている。それぞれの歌に、先ず視覚的万葉仮名の原文を並べ、大意を付け、解説と鑑賞を加えるという正統的な万葉鑑賞の組み立てが、紙面に余裕のある単行本になって真価を発揮した。
「万葉愛好者として筋の良い本物」と解題を寄せているのが日本上代文学研究者として著名な 金井清一京都産業大学名誉教授で、凄い人に頼まれたなと思ったら、なんと西宮生徒監のおられた名幼の一年生だった由。また西宮さんが阿南閣下のことを書かれた縁で付き合いの生まれた、日本古代史を専攻された飯嶋七生『歴史と教育』編集長が「誇り高き武人こそが〈もののあわれ〉を知る」と解説を載せておられる。
本稿を読まれるころには書店に出る筈である。金井教授が「西宮さんは名幼総会で、幼年学校とは三つ子の魂を育てるところと言われた。その西宮さんはまさに陸幼の三つ子の魂で人生を貫かれた。そして万葉集は我々日本人の日本語の三つ子の魂」と書かれている。
読まれた後、お孫さんに、この本を渡して三つ子の魂を伝授されてはいかが。
☆「銀座1丁目新聞」で紹介 同紙URL
インターネットで、「銀座1丁目新聞」を開くと5月10号に本書の紹介記事がある。
★増刷決定 H23.9.6
好評につき出版元(株)文芸社では増刷決定。9月20日頃には入手可能。
万葉集探訪 電子書籍版 H25.7.1
○電子書籍販売サイト
○販売開始日:平成25年6月25日(サイトにより多少前後する場合がある)
サイト名 URL 紀伊国屋書店ウェブストア http://www.kinokuniya.co/jp BookLive http://booklive.jp/ GALOPAGOS STORE http://galapagosstore.kom/wheb/btop/ honto http://honto.jp/ebook.html Reader Store http://ebookstore.sony.jp/ DIGITAL e-hon http://www.dr-hon.ne.jp/digital/
○本体価格:¥953