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愛宕山・NHK博物館(H15.4.3)





桜の花が満開となった4月3日、愛宕山へ昇った。以前はこの山に登るには、寛永三馬術の曲垣平九郎が馬で登ったという急な階段か、遠回りして緩やかな坂道しかなかったが、今は道路からエレベーターで楽に上がれる。

頂上は折しも桜が満開、取りあえず愛宕神社の茶店で一服し、参詣の後吟行に移った。暫し逍遥の後同じく山頂にあるNHK放送博物館を見学した。

花見シーズンながら平日とあって空いていたせいか、NHKーOBとおぼしき説明員が付き添って丁寧に案内説明してくれた。
放送の歴史を語る様々の放送や技術の歴史が陳列されているが、圧巻は最近の高精細大画面のハイビジョンなどの新技術であった。それこそ顔の皺が高精細で大画面に映るのにはビックリ、うんざりであった。

また昔子供向けの人形ドラマの人形など懐かしかった。

吟行の参加者は6名が揃い、十分に逍遥見学した後、近くの虎ノ門パストラルで句会を行った。





愛宕山花と歌わんKDの歌 井上 つよし
ハイビジョンアップで判る顔の皺 今村 耕一
愛宕山曲垣名残す男坂 尾崎 卓司
スタジオのカメラの前で顔つくり 川井 十郎
イが写りビックリ今はハイビジョン
波の音小島の磯は豆はじく
榊  龍雄
教官と組んだラジオ偲ぶ棚 萩田  威