| 一 | 来たれ我が友血に燃ゆる 胸の響きに言づてん 緑に映ゆる襟の色 ああ憧れのグルメット |
二 | 曠野に踊る我が夢は 蹄の響きに勇むかな 銀翼空に駈けるとも われに千里の駿馬あり |
| 三 | 欧亜の天地蹂躙の 史上の華を今にして 見よ漠々の原頭に 馬おどらせん秋来たる |
四 | 妖雲西に向伏(むかぶ)して 赤騎いななく北海の ウラル颪の声近く 吹くや扶揺の征露曲 |
| 五 | 興安嶺の日の御旗 長駆進めんモスコー府 コザックいかに驕るともわが鎧袖の一触ぞ |
六 |
砂漠に落つる赤き陽の |
| 七 | 雲霞の如き敵軍も 雨も霰も砲弾も 何か恐れん襲撃の わが蹂躙の意気を知れ |
八 | 鉄蹄高く地を蹴って 翳す秋水刺すところ 靡く草木も斬り伏せて 雄叫び天に響く見よ |
| 九 |
栄あれ騎兵永えに |
十 |
熱血こりて集いたる |
＊1～5番ロンド形式です。6～10番も同様ですがMIDIは1～5番までです