(軍歌集 雄叫より)
作詩:梅岡信明(55期) |
作曲:家弓正矢(55期) |
一 | 望めば遥か漂渺の 七洋すべて気と呑みて 悠々寄する雲海の 果て玲瓏の芙蓉峯 ああ八紘に天翔ける 男子の誇り高きかな |
二 | 朝富嶽の気を慕い 夕照る月に嘯きし 四季うるわしき武蔵野の 武窓に深き追憶に あと百日のおとずれも そぞろ名残の深きかな |
三 | されどめぐらせ我が思い 図南の鵬にあこがれて 淡紺青の襟めざし 修武の台に集いたる 五誓に結ぶ丈夫の いかで忘れんこのよしみ |
四 | 鬼怒の河畔に仮り初めの 結ぶ露営の草枕 戦の術を学びては 常盤社頭の花吹雪 つばさ憩いし館山や 照り添う筑波の秋の月 |
五 | 期す征空に血潮鳴る われらが気鋭いま見ずや 秋空のごと恬淡の 至誠至純の心もて 皇成空の雲越えて 純忠の義に生きんのみ |
六 | よし行く道は異なるも 大航空の血は一つ いざ全天の雲呼びて 相搏つ空の血戦に 誓いて持せん我が気節 陸空軍の名を負いて |
七 | 扶桑に羽ばたく九万里 向こうはいずこ六大州 寄る波に見よ太平洋 吹く風に聞け大亜細亜 われらが行手雲暗く 鵬翼いよよ勇なり |
八 | 誓いし翼分かつべき 雲上高きこの宴 明ける世界の春めでつ 高層風の香に和して 歌わん航空百日祭 祝わん航空百日祭 |