(軍歌集 雄叫より)
作詩:久保田八雄(51期) |
作曲:陸軍戸山学校軍楽隊 |
一 | 玲瓏富士の嶺高く 入間の流れ水清し ここ武蔵野の原頭に 菊花の御章厳として 輝く下に集いたる われら健児の意気昂し |
二 | 見よ八州に赫やける 六十年の伝統を 遷してここに益良夫が 濁りに染まず朝な夕 大空かけり地を守り 心と技を鍛えなむ |
三 | ああ永遠にけがれなき 皇国の空を守らんと 溌剌進取の意気に燃え 力を合わせて進むとき 空の守りや地のつとめ 渾然として弥鞏し |
四 | 血をもて建てし先人の 動かぬ基礎受け継ぎて 彼蒼に高く輝やける 理想無敵の天つ城 築かん吾らが大使命 目指してともに進まばや |
五 | 建武の勲弥薫り 玉歩の跡も度繁く 賜名は畏こ修武台 ああこの栄に咽ぶとき 五条の勅諭一筋に 君が御楯と捧げなむ |
六 | 八紘の空風荒れて 妖雲天業阻むとき 攘いて進む皇軍の 先鋒となりて諸共に 大地を蹴って空高く 鵬翼張りていざ往かん |